フケの種類や頭皮の痒みの原因
人間の頭皮の皮膚は約1ヶ月ぐらいのサイクルでターンオーバー(新陳代謝)が行われており、頭皮の表面にある角質が皮膚の奥から外側に押し出されて、剥がれ落ちたものがフケなんです。
フケはどんな健康な人にも存在するものなので、一般的には毎日のシャンプーで洗い流されてしまいます。
フケの原因
頭皮の表面には皮脂や汗などを栄養としているマラセチア菌という皮膚常在菌が生息しています。
健康的な頭皮はちょうど良い皮脂で潤いを保ち、マラセチア菌は雑菌や細菌の侵入を防いで頭皮の健康を守ってくれています。
しかし、頭皮のターンオーバーが崩れ、皮脂が極端に多くなったり、マラセチア菌の量が多くなったりすると全体のバランスが崩れ、頭皮の角質が大量に剥がれ落ちてしまう事でフケがたくさん発生してしまいます。
フケの種類
フケには乾性のフケと脂性のフケがあります。
フケの種類 | 乾性のフケ | 脂性のフケ |
---|---|---|
フケの特徴 | ・白っぽくて細かい ・パラパラ落ちやすい | ・少し黄色っぽい ・大きな塊のフケ |
原因 | ・頭皮の乾燥 ・洗浄力が強いシャンプー | ・皮脂の過剰分泌 ・マラセチア菌の増殖 |
時期 | 寒い時期になりやすい | 春から夏になりやすい |
傾向 | 思春期 アトピー | 思春期 30代までの女性 60代までの男性 |
脂漏性皮膚炎の場合も
脂漏性皮膚炎とは頭皮の皮膚部分が赤く炎症を起こしてしまい、かゆみを伴う皮膚疾患です。
ひどい場合、痒みが強くなり引っ掻いたりしてしまい浸出液が出てかさぶたになる場合も。
- 頭皮が赤い
- 痒みが強い
- 脂っぽいフケ
この3つが当てはまりそうなら皮膚科で診察してもらいましょう。
痒みの原因
痒みの原因になる一つがフケ。
フケが頭皮に付着する事で刺激になってしまいかゆみが発生しやすくなります。なのでフケが多い人は頭が痒くなりやすいんですね。
痒みの原因はそれ以外にもいくつかあります。
洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取りすぎる
ドラッグストアなどでよく使われている高級アルコール系シャンプーなどは、泡立ちがよく洗いやすいものの、洗浄力が強いので頭皮に必要な皮脂まで取りすぎる事で痒みが発生しやすくなります。
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
などの洗浄成分は皮脂を取りすぎる傾向にあるので使用を控えましょう。
コンディショナーや天然成分による刺激
シャンプーやコンディショナーに含まれている成分の中にも頭皮を刺激してしまうものがあります。
カチオン界面活性剤と呼ばれる髪の毛を保護、補修してくれる成分なので髪の毛をサラサラにしたい人にとっては必要な成分ですが痒みの原因になる事も。
それ以外にも、オーガニック商品の中でも良くある天然成分なども刺激の原因となることもあります。
シャンプーの洗い流しによる汚れの付着
シャンプーやコンディショナーの洗い流しや洗浄成分が弱すぎて頭皮に汚れが付着したままの状態の人も痒みが起こる原因になります。
爪を立てたり、ゴシゴシ強く洗いすぎるのも頭皮には良くないので気をつけましょう。
カラーやパーマなどの外部からの刺激
美容室でのカラー、パーマなども化学薬品を使った施術なので、頭皮の状態悪くしていまうので頭皮環境が悪化し痒みが起こりやすくなる原因になります。
頭皮のフケや痒みの予防対策するには
頭皮のフケやかゆみを予防するには、しっかりと髪の毛を健康に保ち、ヘアケアを毎日してあげること。
毎日の暮らしの中で、意識しておいてほしいいくつかの予防方法があります。
頭皮のフケや痒みが悪化してからではなく、早めにケアしてあげることが大切です。
正しいシャンプーの方法を知ること
シャンプーする時は、しっかりと予洗いをするようにしましょう。
泡を立てる時は手の平で、そして全体をゴシゴシ洗わず頭皮をマッサージするように意識して全体を洗いましょう。
洗い残しがフケや痒みの原因になる事があるので、しっかりと洗い流しましょう。
髪の毛は必ず乾かすこと
お風呂上がりに自然乾燥、または半渇きの状態で過ごす人は注意が必要です。濡れた状態や半渇きのまま過ごしていると、頭皮に菌が発生しやすくフケや痒み、また匂いの原因にもなります。
お風呂上がりはドライヤーで必ず乾かすように、全体を素早く長時間ドライヤーを当て続けないようにしましょう。
毎日健康的な食事を心がけること
不規則な食事は、異常に皮脂の分泌を増やしてしまったりするので、健康的な頭皮や髪の毛、またお肌を保つためには脂質、糖質の摂りすぎを控えるようにし、バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。
タンパク質やビタミン、ミネラルなど不規則な食事では摂りにくい栄養素を進んで取り入れるようにしましょう。
十分な睡眠を取ること
健康的な頭皮や皮膚の新陳代謝を促すためには、毎日しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
夜の午後10時~午前2時の間は皮膚の細胞が活性化されやすい時間帯なので、夜更かしして体のバランスを崩さないように注意し、十分な睡眠をとる事で健康的な皮膚を作り出す土台を作るようにしましょう。
自分の頭皮や髪質にあったヘアケアをすること
フケには大きく分けて乾性、脂性に別れています。それぞれにあったヘアケアが必要ですが、それを理解せずに乾性のフケに対して洗浄力の強いシャンプーを使用してしまったり、脂性のフケに保湿成分が多すぎるものを使ってしまうと余計にベトベトしてしまったり。
自分の頭皮の状態にあった商品を使って毎日ケアする事が一番の解決方法です。
日頃の生活習慣、ヘアケアアイテムを一度見直してみるようにしましょう。
頭皮のフケや痒み対策に効果的な有効成分
分類 | 効果 | 成分名 |
---|---|---|
殺菌・抗炎症成分 | ・殺菌効果 ・抗炎症 | ・ピロクトン オラミン ・ミコナゾール硝酸塩 ・ジンクピリチオン ・グリチルリチン酸ジカリウム ・ヒノキチオール |
血行促進作用 | ・皮膚毛細血管 ・皮膚細胞の代謝改善、 ・血行の促進や細胞分裂の活性化 | ・トコフェロール酢酸エステル ・センブリエキス |
抗ヒスタミン成分 | ・炎症、痒みの抑制 ・鎮静作用がある | ・ジフェンヒドラミン塩酸塩 |
清涼成分 | ・清涼感 | ・l-メントール |
殺菌・抗炎症成分
頭皮のフケや痒みの原因となる原因菌に対して、殺菌・抗炎症作用がある成分が入っているかどうか確認するようにしましょう。
・ピロクトン オラミン
・ミコナゾール硝酸塩
・ジンクピリチオン
・グリチルリチン酸ジカリウム
・ヒノキチオール
血行促進作用
皮膚毛細血管を拡張し、皮膚細胞の代謝改善、血行の促進や細胞分裂の活性化をする事で頭皮のトラブルを改善してくれる働きが期待できます。
・トコフェロール酢酸エステル
・センブリエキス
抗ヒスタミン成分
抗ヒスタミン成分による効果で頭皮の炎症、痒みの抑制、そして鎮静作用があります。
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
清涼成分
清涼成分が含まれている事で、スッキリ感が増し痒みなどの抑制に効果が期待できます。
・l-メントール
頭皮のフケや痒み対策にお勧めのシャンプーを紹介
頭皮のフケや痒み対策に選ぶシャンプーは、必ず自分の症状に適したものを使用するようにしましょう。
脂性フケなのか、乾性フケなのかによって配合されている成分や効果が変わってきます。
頭皮のフケや痒み用と記載があっても、間違って自分の症状に適した成分が入っているのか確認するようにしましょう。
脂性フケにオススメのシャンプー2選
値段 | (定期便価格) ¥4158 | |
容量 | 300ml |
値段 | 初回限定 ¥3278 | |
容量 | 250ml |
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乾性フケにオススメのシャンプー5選
値段 | 初回限定 ¥4400 | |
容量 | 300g×2 |
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容量 | 400ml |
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値段 | シャンプー¥4800 トリートメント¥4800 | |
容量 | 各1000ml |
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容量 | 150ml |
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値段 | 初回限定 ¥3080 | |
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頭皮のフケや痒みには頭皮保湿ローションがお勧め
アミノ酸洗浄成分を使ったシャンプーであれば、頭皮の保湿をしっかりしてくれるものの、ドライヤーや冷暖房により頭皮が乾燥しやすくなる人も少なくないと思います。
頭皮が乾燥しやすい人、またはお肌と同じように頭皮の状態を今よりもっと健康的にしていきたい人は、頭皮用の美容液がオススメ。
お肌に水分が必要なように、頭皮とお肌はつながっているので潤いをできる限り与えてあげるようにしましょう。
頭皮が潤っている状態になると、お肌もシワやたるみができにくくなるのでとっても重要なお手入れなんです。
ノコア ヘアサポート スカルプエッセンス
値段 | 初回限定 ¥3980 | |
容量 | 100ml |
ノコアヘアサポートエッセンスは、産後によくある頭皮トラブルに特化した頭皮専用オイルです。
産後に髪が急に抜け始めたり、頭皮のにおい、乾燥や不毛などの悩みを解決するために、添加物を一切使用せず現役医師とアドバイザリー契約を結んで、1つ1つ手作業で作られたサロンクオリティーのスカルプ製品です。
オーガニックの精油が放つ天然のこありで心地よくリラックスできる毎日でも使いやすい頭皮オイル。
MEDULLAスカルプケアエッセンス
6種の自然由来成分(保湿成分) をつかった贅沢なスカルプ美容液。
毎日の疲れ、緊張やストレスから硬くなりやすい頭皮に、この自然由来成分を塗布してマッサージをする事で、頭皮の角質へ浸透し、地肌をうるおいで満たしてくれるのでフケや痒みになりにくい健康的な状態へと導いてくれます。
寝る前のお肌ケアと同じように頭皮にもしっとりと潤いを与えてくれる贅沢なスカルプ美容液はとってもオススメ。
フレッシュフローラルの香りがくつろぎと毎日の睡眠を上質なものにしてくれます。
頭皮の痒みやフケが酷い場合は皮膚科に行きましょう
毎日使用するシャンプーなどのヘアケアはとても重要です。
それ以外にも食事、睡眠など健康的な生活を送る事でフケや痒みも軽減し良い状態になるでしょう。
しかし、人によってはセルフケアだけでは悪化し、フケや痒みが今より酷くなるケースもあります。
脂漏性皮膚炎のように、最初は小さなフケや少しの痒みから症状が悪化する場合もあります。
そんな時は、しっかりと皮膚科の先生に診てもらい、治療をしてもらうようにしましょう。
頭皮の痒みやフケのまとめ
頭皮のフケやかゆみで悩んでいる人は、まず生活環境を整えることから始めてみましょう。
- 規則正しい食事
- 睡眠
- 運動
- ヘアケア
- 頭皮ケア
など、自分でできるところから改善をしていきましょう。
また、毎日使用するシャンプーやトリートメントのようなものは、極力お肌や髪の毛に刺激が少ない無添加のものを使用するように心がけ、ドラッグストアなどで購入できるものより品質の良いヘアケア剤を使っていくようにしましょう。
毎日の食べる物がジャンクフードや栄養の偏ったラーメンやコンビニのご飯では体が壊れお肌も頭皮も悪くなっていきますよね?
毎日使用するシャンプー&トリートメントも同じです。
洗浄力の強いドラッグストアで販売されている商品は、たとえCMで女優さんが宣伝していても使用されている成分が安価な物であったり、効果が見込めない物が多いんです。
成分表を自分で見るようにしたりして、自分にあったヘアケアを心がけましょう。